女性がキャリアを積み重ねる際のポイント

 年々、女性がキャリアを積み重ねやすい環境が整ってきていますが、男性に比べるとまだ十分な環境とは言えない現状です。例えば、結婚や出産によって退職や休職の可能性があるからです。一般社員から役職者になった場合、仕事の量が多くなること、高い仕事の質を求められることは、当然です。また、昇進すれば部下を持つ可能性もあるため、部下の指導や教育も役職者として果たさなければなりません。

 しかし、役職者にも関わらず、結婚や出産によって現場を離れてしまうことになれば、仕事の感覚が鈍ってしまったり、人材が不足したりなどの問題が発生する場合があります。それでも、結婚や出産に理解を示す企業は年々増加傾向にあるといえます。したがって、現在の勤め先でさらなるキャリアを積むことができないと判断した場合は、勤務を続けるのではなく、転職を検討することがポイントになるでしょう。

 勤務を継続することによって、企業側の考え方が変化し、役職に就いたり、女性が働きやすい職場になったりするなどの期待はできます。しかし、何年経っても企業側の考え方に変化が見られない状況も十分ありえるのです。会社の方針が変化可能性に期待して待ち続けるより、自ら行動する方が希望通りの状況で働ける可能性は高いかもしれません。希望通りの状況で働ける企業は、すぐに発見できない場合はあります。しかし、多少の時間は掛かってしまっても、幅広く求人を収集することによって、最終的には積み重ねたいキャリアを実現できる企業との出会いに期待したほうが良いのではないでしょうか。

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